Ligeti
俊夫先生の作品にもっと浸っていたいところですが、
あと10日でLigetiのAriaも一曲仕上げしなくてはという状況です。
こんなに譜読みに時間のかかる曲も初めて・・・
ですが、好きな曲なので楽しい作業でもあります。
それより、武生で歌うAventuresもやらなくては。
譜面を開き、譜面面を目にし、
見てはいけないものを見てしまったと、すぐ閉じた作品。
Toshio Hosokawa "Sternlose Nacht"

「星のない夜」の譜面と向き合う毎日を送っております。
ほんとうに、なんて美しい音楽なのでしょう・・
勉強すればするほど、感嘆の溜め息がもれます。
先生の音楽の中に、自分の声を織り込んでゆけることは、
声楽家として至福の時です。
play
平田オリザさんのお芝居
平田オリザ演劇展Vol.2を観に、
こまばアゴラ劇場に伺いました。
以前から観たかったアンドロイドのお芝居を観ることが叶いました。
物凄くリアルで驚きました。
途中から人間がアンドロイドを演じているのではという錯覚に陥るほど。
作品中、アンドロイドによる詩の朗読が沢山あるのですが、
オペラの台本にもなるような、本当に素敵な世界でした。

二作目は、汽車の中で展開するお話。1月のオペラ『班女』の稽古の中で、
オリザさんによって行なわれたワークショップで使われた台本のひとつが
列車の中のものでしたので、プロの役者さんの演じる演技に
一層食い入ってしまいました。
同時に、何故だか落語を聴いている時のような心地よさを感じました。
生の人間が、すぐそばで人間を演じていることに人間の温かさを感じ、
世間を生きることからひと時解放され癒されました。

三作目は、opera buffaのような作品。
パリで観た青年団のお芝居「鳥の飛ぶ高さ」で笑い転げたのを思い出しました。
今回の題材が自分に身近なものだったからというのもあるのかな(笑)。
人間って、不可思議で、滑稽で、なんて退屈のしない生き物なんでしょうね。

何よりオリザさんと俊夫先生にお会いできたことが、とてもとても嬉しく、
幸福な一日でした。良いエネルギーをいただいて、また出発です。
☆さよならVer.2
脚本・演出:平田オリザ
テクニカルアドバイザー:石黒 浩 (大阪大学&ATR石黒浩特別研究室)
出演者:アンドロイド「ジェミノイドF」アンドロイドの動き・声:井上三奈子
菊池佳南 星野拓也
スタッフ:
ロボット側ディレクター:力石武信(大阪大学石黒浩研究室)
小川浩平(ATR石黒浩特別研究室)
製作:大阪大学、ATR石黒浩特別研究室、(有)アゴラ企画・青年団
☆思い出せない夢のいくつか
作:平田オリザ 演出:木崎友紀子
出演者: 秋山建一 高橋 縁 鈴木智香子
☆隣にいても一人 三重編 2008年
作・演出:平田オリザ
出演者:片田俊二(劇団津演) 二反田幸平 山本裕子 申 瑞季
新日フィル 新・クラシックへの扉
新日本フィルハーモニー交響楽団『 新・クラシックへの扉』で、
下野さんとグリーグを演奏させていただきました。
グリーグの美しい音楽を皆さんと一緒に奏でることができて、
また沢山のお客様とグリーグの音楽をシェアできて、大変幸せな時間でした。

下野竜也マエストロ、半田美和子。

#20 新・クラシックへの扉
4月6日(金)14:00開演 会場:すみだトリフォニーホール
4月7日(土)14:00開演 会場:すみだトリフォニーホール
■プログラム
グリーグ作曲 序曲『秋に』 op.11
グリーグ作曲 組曲『ホルベアの時代から』 op.40
グリーグ作曲 『ペール・ギュント』第1組曲 op.46、第2組曲 op.55
アンコール:グリーグ作曲 ソルヴェーグの子守唄
Peer Gynt
今週末は、下野竜也さん指揮/新日本フィルハーモニー交響楽団で、
グリーグ作曲『ペール・ギュント』から「ソルヴェイグの歌」を
演奏させていただきます。
この曲は、私が初めて下野さんと共演させていただいた時の作品です。
1995年のこと。さかのぼること17年。
コンサートソリストとしてオーケストラと初めてお仕事させていただいたのが、
下野さんの『ペール・ギュント』で、大変幸運なソリストデビューでした。
その時は、大学の図書館でノルウェー語の辞書や資料と格闘しながらでしたが、
今回は、ノルウェー人ピアニストで指揮者でもあるMagnus Loddgardの
ディクション指導を受けての挑戦です。
昨年春にベルリンで友達になったMagnus。
私の最も好きな歌であるグリーグのVårenをレッスンをして欲しい
と話していましたら、偶然今回のお仕事が決まり、何か不思議な縁を感じました。
彼は数度に渡って朗読の音源等を送ってくれ、
夏にはベルリン滞在中の私にレッスンする為、
彼の滞在先であったバイロイトからレンタカーを飛ばして会いにきてくれました。
2日間計8時間ほど彼のピアノ伴奏でレッスンを受け、
最後はふたりでミニミニコンサートを開催!
ノルウェーを代表する作曲家の素晴らしさを伝えようという
責任感にも似た熱意と、お国を誇りに思う気持ちを強く感じました。

ここで練習しました:Komish Oper Berlin.
Magnusに限らず、私がヨーロッパで出会った人々は、
みんな本当に素敵な方ばかりです。
バイタリティに満ち、人生をエンジョイすることを大切にし、
人に何かを与えることを惜しまず、自らも心地よく生きることを知っています。
音楽だけでなく、とても熱心に様々なことを教えてくださいましたが、
心ある、という言葉がぴったりと申しましょうか、
音楽を愛し、国を愛し、人を愛し、
惜しみなく注いでくれる彼らの沢山の愛に触れることによって、
私の心も人生も大きく変化していきました。
音楽を通じて出会えた全ての人に感謝です。
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